瞳の塗り

こちらの記事は「透明感のある重ね塗り」記事の瞳の塗り方部分を掘り下げた記事です。塗り方の詳細は以下の記事をベースにしているため、ここでは画像ベースでシンプルに手順をまとめました。

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※本記事は玖珂つかささんの線画をお借りして塗っています。

玖珂つかささんのご紹介

はじめに、今回の塗り絵に使用した素敵な線画をご提供いただいた玖珂つかささんのご紹介です。とてもかわいくてやわらかく、やさしいタッチのイラストを生み出される素敵なイラストレーターさんですので、ぜひ、つかささんの作品も見ていただけると嬉しいです。

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よろしくお願いします。 マイピクは友人・知人・交流のある方に限定したいと思います。 https://pawoo.…

 

瞳を塗る

黒目とまつ毛のベースカラーを塗る

瞳の塗りは「エアブラシ」ではなく、「ガッシュ」「ガッシュなじませ」を使ってタッチを残しながら整えていきます。

黒目の縁と瞳孔にあたる部分を濃い色で塗る

「ガッシュ」でちょこっと色を置いて、「ガッシュなじませ」でむらをつくっておきます。ここでパッキリした塗りになると固い感じになるので注意しています。

黒目の下部に光彩描き込み

瞳の上部に影を落とす予定なので、ここで光彩を描き込むのは下側だけにしておきます。

瞳に映りこむ光の粒を追加

今回は2色ですが、イラストの中で光を発するものが多い場合、その光の色を粒として描き込みます。

瞳の上部に影を落とす

まぶたの影が落ちるイメージで上部に影を書き加えます。単色でやるとのっぺりしてしまうので、少し色相をずらしたものを「オーバーレイ」や「通常」で不透明度を薄くして重ねます。

瞳の下部に「オーバーレイ」で白い反射を加える

ここで加える白は影が落ちていない箇所全部ではなく、少し小さめで塗るようにします。

下部の反射を「加算(発光)」で強調

眼球の丸みを意識しながら、下部にさらに光を追加します。

瞳の上部にピンク(桜色)の反射光を入れる

瞳の上部の反射も眼球の丸みを意識して入れていきます。イラストの上部にある環境色をピックアップします。

瞳の下部に照り返しを受けての反射光を入れる

下部に発光するものがある場合、その色を入れますが、無い場合、空からの光が地面に反射して入る色や、全体に柔らかくのっている印象の色を入れると背景となじみます。

味付け

ここでどういう描きこみをするかで印象が変わってくるので個性の出しどころでもあります。全体の光の印象を強調したかったので、瞳の描き込みは比較的控えめにしてあります。

 

まつ毛を塗る

まつ毛の色を塗りこむ

今回は線画でまつ毛のラインがしっかり描かれていたので、塗りの時点ではあまりラインを残さず、グラデーションで表現する塗りにとどめています。

まつ毛の両端に赤味を加えて肌になじませる

まつ毛両端がパキっとした固有色のままだとまつ毛が浮いて見えてしまうので、なじませる効果として赤味を載せます。このなじみ具合の瞳以外の全体にも色を載せたあとにも改めて確認し、最後まで調整を続けます。

 

ハイライトの追加

線画より上から「加算(発光)」でハイライトを書き加える

この段階では完全に白飛びしてしまわない程度に不透明度を抑えます。

「通常」レイヤーに白でまつ毛とハイライトを描き足す

「加算(発光)」レイヤーを置いた上でも、さらに白く輝かせたい箇所に「通常」レイヤーで白を書き加えます。「白く飛ばす」ということをする場合、最後の最後にこの工程が残してある前提で前段階での白飛びを抑えておくと、光の具合が調整しやすいです。

 

 
ほのかぜ
今回の瞳の塗り方はこんな感じです!いかがでしたでしょうか。全体の塗りについては以下の記事をご覧ください!
 
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